大変長らくご無沙汰しております。
「週に2回更新すると言ってたのは何だったんだ!?!?」
と、思ってらっしゃっる方は多いでしょう。。。
申し訳ございません。
少し電波のないところへ出稼ぎに行ってまいりました。
と、いう事で、Vendangeをしっかりとしてまいりました!!!

Cote de BeauneにあるChateau de la Maitroyという大きなワイナリーに8日間、
Cote de Nuit にあるDmaine Patrick Hudelotという昔ながらのネゴシアンもしているワイナリーに11日間
葡萄の収穫に走り回ってました。
Chateau de la Maitroyは広大なため収穫隊が100人くらい集まり収穫に励みました。


合宿組は、朝まだ暗い時間に起床し、皆で軽い朝食を取り、間も無く収穫隊が集まってき、
キャミオンに20人づつ位乗り込み出発です。




葡萄の木はとても背が低く1m位しか無いため、収穫はしゃがみっぱなしの作業となりました。
砂利地では膝に石が接触するため、常に青アザがあり、
1日1回指を切っていたので、最後の方になると手は絆創膏だらけでした。
雨の日には、長靴に泥がこびり付き、「何キロあるねん!?」と突っ込みたくなる程の筋トレ加減でした。


体はボロボロになり、あちこちが痛い状態が続きましたが4日目になると慣れたのか、大分マシなりました。
収穫隊の人々はとても陽気な感じで、お互いに声を掛け合い歌や口笛を吹きながら楽しそうに仕事をしていました。
アジア人は私だけで言葉も話せないですが、色々と教えてくれ、たくさん話しかけてくれました。


言葉は本当に僅かしか話せないですが、問題なく過ごすことが出来ました。
その代わりに話せない分、本当に仕事を頑張りました。
すると、チームリーダーに「君のVendangeはとても良いよ!!」
と、褒めてもらい更に頑張りました(笑)


気持ちのよい真っ青な空の下、どんより曇り空、激しい雨の中、
様々な環境の下、お互い励まし合いながらの収穫でした。
とても親切で楽しい仲間達だったので良いモチベーションで仕事が出来ました。
畑でよく耳にしたフレーズは
ト ソ Ton seau 収獲した葡萄を入れるバケツ
パニエ Panier 葡萄を入れたバケツを集める大きいカゴ
クペ Couper 切る
ピケ Piquet 葡萄を支えるクイ
アレ Aller 行く
で、真っ先に覚えました。
チームリーダーは特にCouperとAllerをよく叫び、皆急かされている時もありました。笑
仕事後の夕食は合宿組メンバー+オーナーのジャン・ピエールさんと共に毎日話しをしながらの食事でした。
オーナーのジャン・ピエールさん


癒し系フィリップ 皆の母ちゃんマリーズ
食後は、合宿組で集まり酒を交わし、趣味や特技、本職の話などをし楽しみました。
本当に素敵なメンバーで、毎日が楽しく、長い様であっという間の8日間でした。


使わせてもらっていた部屋を掃除し、次の街へと繰り出します。
新しいメンバーと上手くやっていけるか不安に思いながらDomaine Patrick Hudelotに到着です。

オーナーさんはとても優しく笑顔の似合う方でした。
合宿組メンバーと挨拶を交わし、日本に興味がある同じ年の子が居たので、日本語を教え
代わりに沢山フランスの事を教わりました。
こちらのワイナリーは30人くらいの収穫隊で年齢層が高かった為、ゆっくりとしたペースでの仕事でした。


トラクターにて収獲した葡萄をPick up


葡萄の木も2m以上あり、しゃがむ事なく収獲したのでとても楽に感じました。
傾斜地ばかりで低いところから高いとこに向かっての収穫で、登り切るととても美しいパノラマが広がっていました。


初めての雲海!!!!
収穫途中に鳥の巣を発見!!!!
選果時も、機械の音に合わせてリズムを取りながら8人で選果を行いました。(笑)
私とペアになったファビエンヌはとてもチャーミングでお話し好きの18歳の女の子でした。
彼女は彼氏のマチューと友達のケビンの三人での参加でした。
彼らは私によく話し掛けてくれ、すぐに仲良くなり、沢山の話をしました。


パトリックさんに「醸造施設が見たい!」と言ったら、快くOKしてくれ一つ一つ丁寧に説明しながら見せてくれました。
彼が作ったVDNや、彼の友人が作ったVin Jauneをテイスティングさせてくれました。
収穫の最終日は全ての収穫が終わった瞬間、葡萄戦争が大勃発。
私は、収獲した葡萄の入った大籠に放り込まれ、皆は葡萄合戦をしていました。(笑)
その後は水の掛け合いで、ズブ濡れになり、キャッキャ叫び笑ってました。
最終日は16時からスペシャルランチ?が始まり、青空レストランのような感じで
全員で最後の食事を、最後のひと時をそれぞれに楽しんでいました。









本当に長いようで短いあっという間のVendangeでした。
ワイナリーでの仕事は終わり、年明けにワイナリーの仕事が始まるので少しの間、日本食レストランで働きます。
なんて素敵な時間だったんだろう。と、カメラを見返してます。